2008年 3月

道央圏はひとつ ~このままでは苫小牧の発展が望めない~

2008-03-02

1.またもや分断

下の地図をご覧下さい。
/wordpress/wp-content/uploads/2014/05/image002-300×270.jpg” alt=”道央圏はひとつ” width=”300″ height=”270″ />

昨年11月に道が示した新しい支庁の区割り案です。これによりますと、現在14ある支庁を9つに再編し、名称も新たに「総合振興局」と変えることになっております。 そして、私達の苫小牧市は「日胆総合振興局」に所属することになっております。わかりやすく言えば、胆振支庁と日高支庁の合併案です。
私は、苫小牧の将来を考えた時に本当にこれがあるべき姿なのか疑問を持っています。苫小牧が、千歳市、恵庭市や札幌市など道央圏内の都市との連携を模索している時、行政上分断されてしまうことが、わが街にとって、いや、北海道の発展にとっていいことなのでしょうか?
私は断じて、ノーと言いたいのです。その理由をこれから述べて参りますので是非ともご理解いただきたいと考えております。

2.広域連携こそ将来の発展の道

私はかねてより、将来苫小牧は千歳市と合併し、空港と港湾を核として、北海道経済の戦略拠点をつくるべきだと主張して参りました。 残念ながら、様々な事情があって思ったように合併事業は進んでおりませんが、ものづくり産業の進出が相次ぎ少しずつ集積が高まっており、経済活動の面からは垣根を越えた展開が進んできております。 こうした動きに呼応して、最近では、経済界を中心に広域都市をめざした連携の動きが高まってきております。
これは近い将来、大きな成果をもたらすことになるでしょう。なぜかと言いますと、道州制特区推進法による権限委譲を受けることができれば、苫小牧港湾区域と新千歳空港区域を経済特区として指定し、設備投資や輸入品などに対する課税の減免措置を行い、企業進出を活性化させることができ、企業誘致に大きなはずみがつくことになるからです。

平成18年度、苫小牧に立地、進出した企業は29社、19年度は昨年末までで13社(苫小牧市調べ)あり、もっと集積を高めていくことができれば、より不況に強い自立型の経済構造をつくることが可能になるのです。

3.両市の連携を阻んできた支庁の壁

ところが、苫小牧と千歳の間には、以前から大きな壁がよこたわっておりました。それは支庁がちがうということです。

道行政は支庁を通してそれぞれの地域にあった政策が展開され、支庁単位で都市計画、基盤整備などが実施されてきました。支庁が異なるということは、まちづくりの面ばかりでなく、両市民間の交流の上でも大きな阻害要因になってきたのです。

今、道行政の重要課題のひとつに支庁制度改革があります。明治の後半に制定された現行の14支庁体制を大胆に再編しようとする試みです。 当初は、石狩、空知、後志、胆振、日高の5支庁は道央圏として一つにまとまる形になっておりました。
ところが一極集中を助長し格差を拡大するなどの理由で三つに分けられ、苫小牧と千歳の間の大きな壁が復活していたのでした。

道の案は、人口、面積、市町村数や、住民間の結びつき、国などの行政機関の所管区域などを総合的に検討した結果、こうなったとのことでした。 そんな統計的な数字の上からの区割りならなんの意味も効果もありません。時代の流れに逆行し、地域のためにはどうするのがいいのかという、一番大事な視点がきれいに欠けていたのです。

4.なんとしてもとり払わねば!!

2月4日、道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会で私は、企画進行部長相手に、「何故苫小牧と千歳を分断するのか?知事は道央圏を一つのものとして整備すると言っているのに矛盾するのではないか?」と質問しました。
またこれに先立ち、1月31日には苫小牧商工会議所から道の区割り案について、ものづくり産業の集積や物流などの面から承服できないとする要望書が道に対して提出されました。 これに対して道は、産業政策と行政サービスは別ものであり、支庁が違っても実現は可能との見解をしめしました。でも、おかしくないでしょうか? 私も経済界も経済面の要望のみを申し上げているのではなく、行政面でも市民生活の上でもあらゆる面で一体化した方がもっと発展の可能性を拡げられると言っているのです。それを、何故に分けようとするのでしょうか?
皆さん。一度支庁の境界が決まってしまったら50年、もしくは100年も続いてしまいます。苫小牧の発展、いや北海道の発展を阻害しようとする案に賛成できますか?私は、この道案を変更させるまで不退転の決意で臨んで参ります。
今後、この問題には特に注意を払っていただくとともに、皆さんにも是非ともご理解をいただきたいと思います。

Copyright(c) 2017 ren endo All Rights Reserved.